ATELIER YAUYAU
アトリエ ヨウヨウ
とお読みします。
枕草子の「春はあけぼの やうやう白くなりゆく」
からとられたそうです。
Q1
ATELIER YAUYAUさんは「工房からの風」に、どのような作品を出品しますか?
A1
革のかごバッグ《こは ひきて ぞ》です。
ファスナーのスライダーを引く部分・引き手を繋いで作ったかごバッグで、
内側に生地の袋を入れています。
袋の入れ替えができるので、
織物作家シゲタアケミさんのまきものと
ラオス製の絹生地を組み合わせたものや、
ウール生地など、袋で雰囲気が変えられます。
バッグのサイズも、斜めがけのできるポシェット、
仕事にも使えるようなトートバッグなど、
種類豊富に用意する予定です。
また、裏地のない革の袋や、
軽く・使いやすい工夫をした小物も出品します。
私は、財布・小物・アクセサリーなどは、
牛・豚・山羊・鹿など、色や触感の異なる革を、
その都度試行錯誤しながら使っています。
それぞれの良さが伝わったらいいなと思っています。
金具は既製のものを使うのがほとんどですが、
金工作家の中川久美子さんとコラボレーションし、
留め具を中川さんが、革を私が担当したベルトも出品します。
《こは ひきて ぞ》とは、これは ひきて です、という意味とのこと。
ここ → clickにネーミングの由来、作品のことについて書かれています。
中の布袋でさまざまな印象にかわるバッグです。
Q2
「工房からの風」への出展が決まった時、どのようなことを思いましたか?
A2
作品と呼べるものを作りたい、と思いました。
何が作品で、何が商品なのか、という話は難しいのですが。
出展が出来るとのお知らせをいただいたいのは2016年のクリスマスでした。
こどものために「サンタさんがプレゼントを持って来た」
という演出を用意して成功して、ホッと力が抜けた後だったので、
ポストに入っていたお知らせにビックリ。
サンタの演出のように、お知らせの向こう側の見えないところで、
想いを持って動かれている方々の姿が想像できて、
贈り物をいただいたようでとても嬉しく思いました。
同じように、自分からも想いが湧いて、
作品を通じて伝えられたらいいなと、
巡り巡っている中に入り込んだ感じがしました。
クリスマスプレゼントのように受け取っていただき、
ありがとうございます!
今回から、募集を一次、二次と分けることにしたのでした。
理由は、年内に決定して、準備期間を長くとっていただきたいこと。
そして、すでに活躍中の方は、
予定を早く立てないと埋まってしまうということもあってのことでした。
出展経験作家の方は特に、一次募集を活用いただくことをおすすめします。
Q3
ATELIER YAUYAUさんの「工房」のある街の好きなものやところ、
自慢できること大切に思っていることひとつ教えてください。
A3
川があることです。
隅田川の水を利用して、
東京の東のあたりで皮革製造が普及したそうで、
地場産業として革のものづくりが今もさかんです。
川がおおらかに流れているのを見ていると、
マイペースで良いという気持ちにさせてくれます。
私のものづくりの素材・革と、同じ読みなのも好きです。
革工芸の街でもありますね。
川、革。
作品のネーミングと言い、
ATELIER YAUYAUさんは、言葉にも繊細な感覚を持たれているんですね。
ATELIER YAUYAUさんの出展場所は、おりひめ神社の脇。
ホームページはこちらになります。
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